日本最古のパズル雑誌「ニコリ」が、毎月100題以上のパズルを楽しめる有料の会員制サイトを始めるそうです。入会受付は12月9日より。以前にも「パズルジャパン」というサイトでニコリ監修の問題を配信していたんだけど、これは主催がニフティだったせいか、ニコリ側が思い通りに内容をコントロールしていたわけではなかった模様。
現在はテスト運営のような感じで、数独、ぬりかべ、カックロなど70問以上のサンプル問題が遊べます。私の好きなナンバーリンクがないのがさみしいですが、種類もそのうち増えるのかな。ちなみに問題はFlashムービー製で、「トライ」ボタンで答えの仮置きができたり、「チェック」ボタンで黒マスの繋がりとか確認できるのが便利便利。
この話題のせいでニコリ産パズルがもうちょっとやりたくなり、数年ぶりに本誌を買ってみたんだけど、なんか昔と比べて問題簡単になってませんか? 「むずかしい」マークの問題でも順当な理詰めだけで解けちゃったりしました。数独ブームのおかげで入って来る新しい読者のために敷居を下げているのか、それとも簡単な問題を作る作家さんが増えたのか。来月には子供向けニコリっていうのも出版するそうなので姪っ子に買ってあげよう。
これだけの数独ブームを生み出したにも関わらず、ニコリの本はいまだに一般流通に乗せず手売りなのね。コンビニとかにペンパ本置いたらすげー売れると思うんだけど、他社のパチモンみたいな本しか置いてない。数独とかカックロとかナンクロが違う名前で他の雑誌に載っているのを見て、ニコリ側は「パズルが広まるのは良い事だ」って容認してるのかと思ってたが、あまり良くは感じてないみたい。
数独の次はカックロをブームにさせたい流れがあるらしく、いろんな会社からいろんな名前で出てきてますなあ。ぬりかべとかスリザーリンクとか単純な解法のほうが一般受けがいいんじゃね? と思ったが、大きなビジネスにしたい側からすれば、パズル作家監修の問題だけじゃなく自動生成の問題でもそこそこ遊べる(=問題を大量生産できる、専用ゲーム機やソフトも手軽に作って売れる)かどうかが鍵なんだろうか。昔ワンダースワンでやったスリザーリンクの自動生成問題は微妙だったような記憶があるしな…。カックロは基本的に計算要素が入るから(慣れるとほとんど条件反射だけで解けてしまうけど)、問題の出来が多少アレでも「脳のトレーニング」とか言っとけば売れるかもしんない。
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