Wバリューセレクトとは、筐体価格が頭金ゼロの長期分割払いになるという某やわらか銀行のプランによく似た企画であり、トータルで計算すると別に安上がりになってないというありがちなオチなのですが、どうせいずれは買うつもりだった物だし月に数百円程度なら気軽に払えていいか? と常日頃現金に不自由している私のような人間は簡単に引っかかってしまうのです。んでも私が機種変しに行ったのは平日だったにも関わらず、店頭で手続き待ってる間に「(Wバリューの張り紙を指して)これで買いたいんですけど」と店員さんに訊ねてる方を数人見掛けました。家族で使うからと2台まとめて買っていった方も。意外と加入者獲得に効果あるのかWバリュー。
乗り換え先の機種については、WX320KとAdvanced/W-ZERO3[es](通称アドエスorドエス)の2つでぎりぎりまで悩んでました。先代のZERO3[es]より高速化されたアドエスは、充分実用に耐えうるスペックになっている感じ。しかしスタイラスを使わないと操作できない部分も多いらしく、そのわりにはペン型のスタイラスを収納するスペースがなくてストラップにちゃちい小型スタイラスがついてるのみ、しかも先代ZERO3[es]で気になってた筐体のガタつきがまだ治ってないよ。キーボードを収納した状態で手に持ってると微妙にグラグラガタガタするのがストレスたまりそう。国産PDAにおいては先駆者である筈のシャープなのに、ZERO3シリーズはまだ本気出して作ってないんじゃないかと疑っている私。片手で手軽に寝ぽん(=寝ながら京ぽんでウェブ閲覧)してた生活も捨てきれないし、WX320Kの筐体の出来はかなり気にいっていたので、やっぱり京ぽんの後継機である320Kのほうに決めました。

とういうわけで迎えたWX320Kです。以下は、京ぽんと比べて良くなったところ。普通のケータイからしたら常識以前の問題だろうってことばかりでしょうけど。
- 動作が高速。通信速度はx1→x2の2倍になっただけだが、全体的な処理速度が早いので、通信も大幅高速化されたような錯覚が。
- メモリ容量が16倍になった。Operaでブラウズ中「メモリが足りませーん」って読み込めなくなる現象がかなり減りそう。
- 液晶が綺麗になった。
- メニューのほとんどが数字キーで選択できるようになった。
- 予測変換もちょっとお利口になったような。
- 時計を自動で合わせてくれるようになった。京ぽんでは「それくらいやってくれよ」と何度思ったことか…
- カメラが少しだけまともになった。マクロモードやQRコード読み取り機能も一応ついた。
- JAVAが動くようになった。ゲームは言うに及ばず、Google Maps for Mobileとか入れてみたらなかなか便利。
- プロダクトデザインとしての向上。数字キーや決定ボタンがとても操作しやすくなり、手になじむフォルムと表面処理。見た目も京ぽんより好き。京ぽんの前に使っていたau A1012K by京セラに近いイメージかも。あの機種もアルミニウム筐体でした。
- Operaは、痒いところに手が届くよう進化。ページ履歴やデータフォルダにアクセスできるようになった。京ぽんの時はブックマークレットを色々入れて対応してました。
- まだあまり実感はないけど、通信感度がかなり優秀らしい。
悪くなったところ。
- フォントを大きめに表示したときの字形が悪い。この字で文章書いてあると頭悪そうに見える。(縮小時は気にならない。視認性は高くて良い)
- 音質が悪い。アタック音が強く、筐体の中で変に反響してるようなビリビリした音。アルミボディの弊害か? 音量を1にしていても結構でかい音で鳴る。京ぽんの音はまろやかで良かったなあ。
- カレンダーの表示がMS-DOS時代のような画面だ。メインディスプレイ待ち受け画面の時計表示もなかなかカッコ悪い。メニュー画面は今っぽく作り込んであるのに、この差はなんだろう…。メニューだけ外注なのか。
- 待機時は背面液晶の表示が消えている。時計くらいは表示しといて欲しい。
欠点もありますが、総括的にはとにかく軽快で使いやすい。まさに京ぽんの正統派進化系。これでブックマーク登録100件までの縛りさえなくなれば自分的にかなり満足できる機種です。この仕様だけは本当にあんぽんたんです。
携帯各社のプランが安くなってきたのでウィルコムの割安感もあまりなくなってきましたが、音声通話ほとんど使わない・端末本体でPC用サイト繋ぎまくり・たまにPCに繋いで通信もするという私の場合は、ウィルコムのつなぎ放題プランが依然として最適っぽいような。A+B割や長期割引もついてるので、どんなにパケ使っても月4000〜5000円程度で済んでいます。通信速度の遅さを気にしないことが前提ですが。
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