<いいところ>
- 持ちやすく物理的に操作しやすい。細かい部分まで丹念に作られたデザイン。(しかしソフト的な操作系はいまいちなのが勿体ない)
- 記録・再生やフォーカス等の速度は、このクラスの機種にしてはまあ速いほうだと思う。
- オートホワイトバランスが優秀。キヤノン機に一番期待していたのはこれ。
- 色調・コントラスト・シャープネスなどがカスタマイズできる。
- 測光やフラッシュ調光がおりこうさん。普段あまりフラッシュを使わないほうだけど、これだと大きな白飛びはしにくいし、変な影を出さずに撮れるので、積極的に使ってもいいかなという気になる。
- 画像をトリミングして、中心部をズームしたように見せる「デジタルテレコン」機能。もちろん画素数が落ちるわけだが、800万画素もいらない自分は結構重宝している。
- キヤノン機の中でなぜかこの機種にだけついているらしい「ファンタジーナイトモード」。イルミネーション等の点光源をハートや星などの形に写すことができる。絞りの形を切り替えてるのかなと思ったが、なんと手ぶれ補正機能を利用して高速でレンズをシフトさせ、その軌跡でマークを描いているという…。実用度はともかくとして、こういう変な試みには弱いためワンポイントアップ。
- 小指の爪の先くらいの大きさだが、いちおう光学ファインダーがついてる。ライブ撮るときに役立ちました。
- 充電器はコードが出ていないタイプで、とってもコンパクト。
<気になるところ>
- マクロに切り替えたり、フラッシュを発光禁止にしたりなどの良く使う動作も「メニューを開く→選ぶ」の2ステップかかる。必然性もないのに無理矢理タッチホイールを使ったインターフェイスにして失敗しちゃった感じ。
- オートモードでフラッシュを発光禁止にしても、電源を入れ直すとまた発光モードに戻ってしまう。とにかく手軽に失敗なく撮れるように、毎回初期設定に戻しておくってスタンスなんだろう。
- 色がにじんでいるようなモヤーっとした画質。レンズのちっちゃい高画素機では仕方ないんだろうけど。
- 電池の残量表示がない。これが一番ひどい。電池がなくなる直前にアラートが出るそうだが、それじゃ意味ないような。
トータルで可もなく不可もないが、とりあえず目についたものは室内だろうが夜景だろうが何でも写せて失敗が少なく、日常の記録用としては使いやすい機種だと思います。価格.comによるともう生産終了だそうで、買ったタイミングも丁度よかったのかな。あとは電池残量表示と、操作系がもうちょっとマシだったらなあ。
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