
Eric Clapton (Vo, G)
Steve Winwood (Vo, G, Key)
Willie Weeks (B)
Chris Stainton (Key)
Steve Gadd(Ds)
クラプトンさんとウィンウッドさんが一緒にジャパンツアーするとのことで、ブラインド・フェイスのCan't Find My Way Homeを生で聴けるやん!! と飛びついて公演に行ってまいりました。ひさびさの武道館はアリーナ10列目くらいでそこそこの席。オープニングでは耳に痛さを感じる音響だったものの、PA調整されたのか私の耳が慣れたのか、中盤過ぎ頃には張りと艶があっていい感じのサウンドに。
当たり前かも知れないけど今回はサポートギタリストいないのね。ウィンウッド&クラプトンがツインギター弾きまくりってなんという贅沢な絵面…。ウィンウッドがハモンドオルガンに移ってツインキーボード編成になり、ストラト1本でぶっとばすクラプトンもまた良し。しかもその後ろには象のように重いリズムを刻むガッドさんがいて更に贅沢。
ウィンウッドはキーボード7割ギター3割くらいの配分で弾きつつ、クラプトンのギターと交互にリードをとっていく。どの曲もソロ長めのアレンジ。各人のソロが一段落するたびに客席から拍手と歓声が湧き上がる。ステイントンさんもかなり長いキーボードソロを何度か織り込んで喝采を浴びてました。前半の曲で(Well All Rightだったかな?)ピッチベンドだかモジュレーションだかをキュインキュイン使った面白いソロがあったなあ。
ウィンウッドとクラプトンの声質はかなり違うのに、ところどころ唄い方そっくりだなーと感じる部分がありました。クラプトンが唄うまくなったのと、ウィンウッドの声が歳とってしゃがれてきたからってのもあるのかな。ウィンウッドが高音、クラプトンが低音を担当してハモる箇所はぴったりと調和して美しい。ワンコーラスごとにウィンウッドvo→クラプトンvoと展開し、最後は2人で輪唱のように歌声を重ねていくPresence Of The Loadもじんわり来ました。
後半のアコースティックセットでは曲毎にちょくちょくギターを取り替えてるように見えました。今回ツアーのメインスポンサーがマーティン日本代理店のクロサワ楽器なので、場内でクラプトンシグネチャモデルのマーティンギター展示販売もやってたみたいです。
Wonderful Tonightをまったり演奏した後、クラプトンが何だかグッと来るフレーズを爪弾き始めた…と思ったらCan't Find My Way Home来たー!! 震えるようなウィンウッドのヴォーカルが入り、2人の繊細なアコースティックギターと伸びのあるコーラスが絡み合い、青い光に照らされたホールに響きわたる。これ聴けただけで今回は大満足。本当にいい曲だ…。
私の席から見えるアリーナ前方のお客さんはみんな座ってたけど、本編終わった途端にほぼ総立ちのスタンディングオベーション。アンコール中は立ってる人も多くラストのCocaineで盛り上がりました。
生クラプトン見るのは3回目でしたが、その中では今回が一番リラックスしてノリノリに見えたなあ。ベック&クラプトン公演での熱さとはまた違うベクトルだったかも。武道館ではまだ10日(土曜日)に追加公演があるので、行ける方は是非。
(おまけ)こないだ、クラプトンが「世界一のレストラン」と呼ぶ原宿のトンカツ屋「福よし」に行き、彼がいつも食べるという鳥カツを食べてきました。サックサクでした。

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